はいどーも勇者トモです。
イオンで「じゃがいも」を買ってきました。
なんの変哲もないただの「じゃがいも」なんですが、一つ気になるところが。
『雪蔵貯蔵』という表示が。これなんだかご存知でしょうか。もしかしたら『雪室』という単語の方がなじみがあるかもしれません。
今注目されている保存方法なので、今回は『雪蔵貯蔵』についてご紹介したいと思います。
雪蔵(室)貯蔵とは?
雪蔵とは、簡単に言えばかまくらのようなものです。ただ大きさがすごい。何百、何千トンという雪を使って作るんです。
その巨大かまくらをもみ殻等で断熱することで、1年中溶けない雪の倉庫が完成します。
こうしてできた雪蔵に保存する方法が『雪蔵貯蔵』になります。この保存方法自体は古来からあったそうです。
雪国が、雪を強みに変えた画期的な技術です。
雪蔵(室)貯蔵のメリットは?
『雪蔵貯蔵』が注目されているのは、もちろんメリットがあるからなんです。
メリットの一つは長期保存できるというもの。これは誰もが想像出来るんではないでしょうか。もちろん注目されているメリットはこれじゃありません。
気になる注目されているメリットは…
糖度が上がる!!
びっくりですよね。雪蔵で貯蔵するだけで甘くなるんです。
その秘密は、雪蔵の環境にあります。雪蔵は室温が1度、湿度が99%で1年中変わらないんです。「冷蔵庫でいいじゃん」と思うかもしれませんが、実は一般的な冷蔵庫は温度が上下2度前後変化してしまいます。しかし雪蔵は、ほとんど温度が変わりません。
食物は、温度が凍るか凍らないかのきわどい温度になると、身を守るため、糖分を蓄えます。これが強い甘みとなるんです。
どんな商品があるの?
『雪蔵貯蔵』について説明したところで次はどんな商品があるのか少し紹介していきましょう。
じゃがいも:これが一番ポピュラーな『雪蔵貯蔵』商品です。一般的なじゃがいもより甘みが引き立っています
例えば日本酒なんかも。温度が一定、湿度が高い、振動が少ない。 この3つが日本酒を美味しく熟成させる秘密。つまり、雪蔵はベストな環境なんです。
今後ますます雪蔵貯蔵商品のバリエーションは増えていくと思われます。是非チェックしてみてください。