こんにちは勇者トモです。
受験シーズンのこの時期『頭脳パン』ってよく見かけませんか?頭よくなりそうな名前してますが、そもそもこのパン何なんでしょうか。そして頭は良くなるんでしょうか。
勇者としてはかしこさのパラメーターは上げておきたいところということで、頭脳パンのご紹介です。
頭脳パンの秘密に迫る
ということでまずは買ってきました。頭脳パンって菓子パンのイメージだったのですが、近所のスーパーで売っていたのは総菜パンタイプのこの二つでした。
「WINNERピザパン」と「とことん勝つバーガー」。受験生応援仕様の縁起のいいパッケージになっています。パッケージには博士のような謎のキャラクターが印刷されています。やっぱり頭良くなるんでしょうか。
ここで注目すべきは、博士のようなキャラクター……の上の栄養機能食品という文字です。
栄養機能食品
その名の通り栄養成分の機能を表示して販売している食品のことです。1日当たりの摂取目安量に含まれる栄養成分量が、国が定めた下限・上限値の範囲内にあればこの表示が可能です。注意してほしいのは、こちらは特定保健用食品と異なり国への許可申請や届け出は必要ありません(消費者庁長官の個別の審査を受けたものではないという表示が必ずしてあります)。また、疲れ目に効く、病気が治る等、効能を表示することはできません。
頭脳パンが表示している栄養成分はビタミン B1 になります。パッケージ裏を見てみましょう。
ビタミンB1は、炭水化物からのエネルギー産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素です。
という機能が表示されてます。栄養機能食品はこれが限界です。ちなみに、下に長々と書かれている注意文も表示しなければいけない決まりになってます。
ただ、このビタミンB1の機能を読んでも頭がよくなる気はしませんね。
この機能も決められた文章になります。可能ならば、おそらくイトーパンはビタミンB1の機能をこう表示したかったと思います。
これなら頭良くなりそうな気がしませんか。
頭脳粉とビタミンB1
なんで頭脳パンはビタミンB1が豊富に含まれているのでしょうか。
その答えは、石川県にある製粉会社・金沢製粉製造の「頭脳粉」を原料としているからです。この頭脳粉特殊な製法で作られており、なんと普通の小麦粉よりビタミンB1が1.5倍以上(小麦粉100g中ビタミンB1が0.17mg以上)含まれているそうです。頭脳パンはイトーパン以外のメーカーも製造してますが、頭脳粉はすべて同じ金沢製粉製造のものになります。
「頭脳粉」で作ったパンだから頭脳パン。わかりやすいですね。
気になるお味は?
ちょっとパン生地がパサパサしているような気はしますが、味は特に語ることはありません。普通のピザパンと、カツサンドです。
ただこの場合、普通というのが非常に重要なんだと思います。普通の「ピザパン」と、ビタミンB1が豊富に含まれている「WINNERピザパン」値段が同じだったらどちらを買いますかって話です。
まとめ
頭が良くなるかどうかは結局は本人の努力次第だと思いますが、頭脳パンを食べて勉強することで効率が上がることはあるかもしれません。栄養成分はなんでも多量摂取すればいいというものではないので1日の摂取目安量は守ってくださいね。
勇者の逸品は受験生を応援してます。
商品名:WINNERピザパン
製造者:伊藤製パン株式会社
内容量:1個
エネルギー:276kcal
入手価格:84円(税込み)
商品名:とことん勝つバーガー
製造者:伊藤製パン株式会社
内容量:1個
エネルギー:321kcal
入手価格:84円(税込み)