こんにちは勇者トモです。
近所の店で『カットよっちゃん』を発見しました。「よっちゃんイカ」の愛称で親しまれている人気商品です。
いやぁ、この商品を見つけたとき少し感動してしまいましたね。実はこの『くじつきカットよっちゃん』はもう生産されてないんです。
数年前からイカの不漁が続いているため、10g入りと25g入り(希望小売価格30円、60円)の販売をやめ、2018年6月から15グラム入り(同50円)に統一しています。これに伴い、「くじつき」も廃止になりました。非常に残念です。
ということで、今回は「当たりつき駄菓子」ついて少し語りたいと思います。
当たり付き駄菓子の仕組みは?
当たり付き駄菓子の仕組みってご存知ですか?
「お店が損をするのでは?」っと思ってせっかく当たっても交換を躊躇してしまったりしていませんか。基本的にはお店が損をすることはないようにできてます。
仮に5個で当たり1つの商品があったとしましょう。その中でハズレを「●」、当たりを「●」とします。この商品を5個仕入れれるとこのように届きます。
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なんと、当たり分を足して6個届きます。つまり、当たり分はあらかじめ考慮されているわけです。商品によっては、当たりは別袋で分かるように送られてきたりするので、当たりを抜くことも可能だったり(ないと信じていますが)。
当たり分多く届くので、当たりを交換してもお店側が損をすることはありません。これで躊躇なく交換できますね。
お店が当たりで損をする場合
先ほど「”基本的”にはお店は損をしない」といいましたが、一様お店が損をする場合も存在します。それは、買った店とは別の店で当たりを交換した場合。
先ほどと同じく、5個で当たり1つの商品を5個仕入れるとこのように届きます。
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もちろん当たりは1つ。当たりを交換しに来る人も一人のはずです。しかし、もし2人も3人も当たりを交換しにくれば、お店は当たり分は1個しかメーカーからもらってないため、2個目からは赤字になってしまいます。
なので、「当たり」は買ったお店で交換しましょう。
当たりをなくして実質値上げ
「よっちゃんイカ」のようにくじつき駄菓子の当たりを減らしたり、なくしたりするのは実質値上げに当たります。
先ほどと同じく、5個で当たり1つの商品を5個仕入れるとこのように届きます。
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この商品のくじが無くなってしまった場合、5個仕入れるともちろん届くのは5個です。
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くじをなくせば、メーカー側は当たり分を作らなくていいので、材料費を浮かせることができます。お値段そのままなら、それすなわち実質値上げとなります。
くじがなくなれば、値上げしたと分かりますが、問題は当たりを減らされた場合。これはもう分かりませんね。
最後に
「当たり」が出た場合、皆さんは交換しに行っていますか。私は、交換しなかったことの方が多かった気がします。
記念にとっておこうとしてそのうちどっかいってしまう、だいたいこのパターンですね。宝くじでさえ当たりを交換に来ない人がいるぐらいですからね。
ただ、「くじつき」というのは、子供はもちろん大人にも楽しい付加価値なので、無くなってしまうのは寂しいですね。